元クズ人間がスタート地点に立つまでの話

はじめに

はじめまして。
自称オールラウンドエンジニアの人です。
いままでWordPressで個人ブログ運営してたんですが、今日からこちらでお世話になります。

この記事は「クズ人間が成長する」物語です。

突然なんですが今月末で会社を退職するので、これまでのことを記事をまとめることにしました。

※いろいろ開発してきた中で疑問に思った内容やもっとこうしておけばといった内容を詰め込んでいます。
※これからエンジニアになりたいと考えている方や挫折しかけている方におすすめの内容です。

以下の構成でまとめます。

  1. IT入門編
  2. 新人の成長編
  3. 新人の挫折編
  4. 2度目の成長編
  5. 2度目の挫折編
  6. 人生の変革期編

1. IT入門前編

概要

IT業界に入るまでの経緯の話です。

期間

2012/4〜 2015/3

詳細

IT業界に参入する前の私の経歴を少しお話します。

私は元々は番組制作会社でCGクリエイターをしていたのですが、
あまりにブラックな労働環境に耐えられず1年半で辞めてしまいました。

辞めた後はフリーターをしながら、パチンコやスロットで時間を無駄に浪費する典型的なクズ人間に転落したのです。

さすがにこのままではまずいと一念発起し、就職活動を再開してなんとか大手人材派遣会社に就職できました。

IT系の事業部に配属されるということでわくわくしていたのですが、実際の業務内容はコールセンターでアルバイトでもできる電話受けだったのです。
アルバイトと同じことをしていても仕方がないので、自発的に指導方法の改善や業務効率化のマニュアルを作成したりしてチームの応答率向上に貢献しました。

その成果で私は会社に表彰していただいたり、良きメンバーに巡りあったりしてやりがいはありました。

しかし1年ほどコールセンターで働いて、私には特性がないことに気が付きました。
CGクリエイターの時に習得したスキルを使う機会はありませんでしたし、なにより特技やスキルが身につく業務がなかったのです。

その事態に危機感を覚え、
これからはITの時代だ!俺は技術者になって食いっぱぐれないようにするんだ!
という安易な理由で人材派遣会社は1年で退職し、ベンチャー企業でITエンジニアになることを決意しました。

IT未経験ど素人の私を雇ってくれた会社には本当に感謝しています。

まとめ

反省点

  • 人生行き当たりばったりだったこと
  • 社会的常識が欠落していた
  • 勉強していないと可能性すら見えない
  • 選択肢が少なく将来の夢もクソもなかった
  • 若いうちに将来のための行動(学習・人脈を広げるなど)をするべきだった

私はこれといった目標もなにもない状態でただ3年間を過ごしていました。
今は学生のうちに将来の目標設定やそれに合わせた学習をしっかりするべきだったと後悔しています。

2. 新人の成長編

概要

希望に満ち溢れていた新人のころの話です。

期間

2015/4 〜 2015/6

詳細

転職前に進められた「さやしいJava」という参考書でプログラミングの勉強をしました。
配列とかオブジェクト指向とかカプセル化など理解するのに苦労したものです。

Consoleで遊べるビンゴゲームを作りました。
入社前の課題だったのですが、何回実行しても出力内容が同じでひどい評価をされたのはいい思い出です。

新人研修ではJSFというWebアプリケーションフレームワークを利用して社員管理システムを作りました。
Net黎明期のクソみたいなUIでしたが、私は「自分にもなにかを作り出せるんだ」ということに感動しました。

毎日家に帰るのは遅く、土日も勉強していて大変でしたが楽しかったです。

勉強の成果もあって入社2ヶ月くらいでJava SE7 Silverに受かりました。

まとめ

  • 技術があれば自分の可能性はかなり広がる
  • ITに入門することはとても簡単(未経験パチンカスだった私がいっぱしのエンジニアなのがその証拠)
  • Webアプリを開発することは勉強すれば誰にでもできること
  • 優良なプログラミング学習サイトが豊富で簡単に学習できる
  • Web制作ができるようになることで世界が大きく変わる可能性がある

この後私は職業エンジニアの闇を知ることになります。

3. 新人の挫折編

概要

IT業界の闇を知る話です。

期間

2015/7 〜 2016/3

詳細

入社して2ヵ月くらい、私はSES契約でプロジェクトに派遣されます。

今振り返るとJavaのプログラミング以外のことを理解できていない状態アサインされました。

派遣先ではなにがわからないのかわからず、上司に言われたとおりにググった内容のコピペしてなんとかWebアプリの一部機能を実装していました。

毎日その場しのぎをしながらなにもできない自分への劣等感に苛まれていたと思います。

読者の方には新人未経験なんだから当たり前だろとか思う方もいるかもしれません。

ではなぜそのような状態になるのか、私のケースで原因を考えてみました。

原因1 勉強の仕方を知らなかった

上司には勉強しろとは言われていたのかもしれませんが効率的な勉強方法は教わっていなかったと思います。

人のせいにしているようでとても嫌なのですが、質問するとまず「ググれ」と言われます。
確かに大抵のことはググるとNetに情報があるので間違いはないのですが、ググって得た情報は「小手先の技術」だと思います。

その場をしのいでも、またすぐ違う問題が起こるのでまた「ググる」といった繰り返しでした。

このようにして得た知識は「パズルのピースを少しずつ手に入るが、断片的過ぎて繋がらない」といった感じです。

最初は無作為にググるのではなく、Webアプリを制作の一連の流れを学習するとよいと思います。

どのような仕組みでWebアプリは構成されていて、自分はどの部分を担当しているのかを把握します。
そのうえで足りない知識や技術を補う方法をググれば、知識として定着するように思います。

「今手に入ったピーズが全体のどこら辺かわかる」といった感じでしょうか。

原因2 最低限の知識不足

HTTPプロトコルIPアドレスなど普段無意識に利用しているテクノロジーの仕組みや概念が理解できていませんでした。

研修ではプログラミングやJavaフレームワークのことは教わったのですが前提知識のようなものは教わっていなかったように思えます。

社会的常識だと一蹴されてしまいそうですが、この前提が抜けている状態で仕事をしていたので苦労したものです。

仕組みや概念とは?と思われるかもしれないので、
例えばHTTPの概念を説明するときになにかに当てはめてみると「文通」と似ている思います。

簡単に説明すると
Aさん(あなたの端末)が郵便(Webブラウザ)を利用してBさん(Webサーバー)に手紙(ヘッダ情報)をおくるとBさん(Webサーバー)も郵便(Webブラウザ)を利用してAさんに手紙(Webコンテンツ)を送り返してくれる
といったような感じです。

「リクエストヘッダとリクエストボディの仕組みが云々かんぬん」とか「レスポンスヘッダとレスポンスボディの仕組みが云々かんぬん」といわれても9割の人はわかりません。

抽象的な説明や、図解することによって理解は非常に深まると私は思います。

私のつたない説明だけだと伝わらないかもしれないので、以下にジョブズオブジェクト指向を説明した例のリンクを貼ります。

オブジェクト指向プログラミングとは? : スティーブ・ジョブズの答え

原因3 経験を盛って現場にアサインされた

原因1,2でお話した通り、概念や最低限の知識を持ち合わせていないにも関わらず、なぜ現場に派遣されることがあるのでしょうか。

その答えは契約時にメンバーの経歴を盛ることが当たり前のように行われているからです。

期待値以下の人を現場に採用してしまった場合、
ひたすらドキュメントを作成させられたり、ずっとモンキーテストをするといった作業のみ与えられます。

若くて将来有望な人間にExcelパワポでよくわからない資料を作成させたり、サルみたいにずっとキーボードを叩かせることに何の意味があるのでしょうか?

以上のような問題を抱えながら、派遣先を転々としていくうちに私の熱意は冷めてしまいました。

まとめ

  • この業界はプログラミングができるだけだとなにもできない
  • 広い視野で仕組みや概念を理解することを優先した方が良い
  • SES契約で現場にいきなり投入するのは完全に間違っている

この後再奮起して急成長します。

4. 2度目の成長編

概要

このままじゃITの最底辺だと危機感を感じ、再奮起する話です。

期間

2016/4 〜 2016/12

詳細

ある日、私は本社での受託開発プロジェクトに参加することになりました。

JavaEEを利用して独自フレームワークを作成するプロジェクトで私のタスクはJavaを使ったユーティリティクラスをいくつか作成することがでした。

新人の挫折編でお話した通り、私は熱意を失いその場しのぎの毎日に慣れてしまい、プログラミングをしなくなっていたんです。

テストをすることとExcelで資料を作ることしかできないテスターに成り下がっていました。

当時のCTO(現社長)にこっぴどく怒られ、このままでは人生が危ういと諭されて再奮起します!!!←この時のことは感謝してます。

さっそくJavaEEの参考書を購入して猛勉強します。

勉強してる熱意を買われたのか私は独自フレームワークを検証するためのAmazonのようなWebアプリケーションの開発に携わることになりました。

がむしゃらに実装と検証を繰り返すうちに、どんどん成長していることを感じられました。道筋を立ててもらってから学習すると覚えるのが早くて驚いたものです。

この時の成長を認められてか、CTOが新しく設立する会社に引き抜かれます。 前の会社の同僚が何人かいて、「俺は選ばれたんだ」と少し誇らしい気持ちにもなりました。

入社後すぐにRailsPHPをつかっていくつかWebアプリを作成しました。
不出来なものばかりでしたが、「Web開発は楽しい」とこのあたりから感じていました。

その後、とんでもないプロジェクトが始動します。 物件をレコメンドするAIシステムの構築という仕事が新しい会社に舞い込んできます。

このAIの部分を私が一人で実装するとのこと。
え?。。。嘘でしょと思いながらもプロジェクトが始動し、開発期間は驚きの1ヶ月。。。

2016年の12月から2016年の年越しまでは悪夢みたいな1ヶ月でした。

ノロウイルスにかかって熱が40近く出てたのに実装してましたし、毎日ソースコードが夢に出てきました。

成功報酬がもらえるというモチベーションと社長の補助もありなんとかやりきります。

ハードワークが辛いことよりもすさまじい達成感と自分でも感じるめまぐるしい成長に私は歓喜しました。

まとめ

  • 作れば作るほど成長する
  • 人に認められるとモチベーションが上がる
  • 目的と報酬が目に見えているとハードワークも短期間は続く
  • モチベーション次第で人は大幅に成長する

ハードワークは長くは続きません。この後また心がへし折れます。

5. 2度目の挫折編

概要

あまりのハードワークに精神が崩壊する話です。

期間

2017/1 〜 2017/6

詳細

2度目の成長編で話した物件をレコメンドするAIシステムのAI部分は実装しましたが、リファクタリングや追加機能の実装やテストのほかにも「物件を選ぶユーザー向けWebアプリケーション開発」と「不動産会社向けの営業支援Webアプリケーション開発」も同時開発するプロジェクトだったので仕事が山積みでした。

6月末までプロジェクトは炎上状態がつづくことになります。
ただでさえも炎上中なのに別のプロジェクトを兼任する時期が3ヶ月ほどありました。

この時の私は17時間労働がデフォルトとなっており、さらには土日も毎週仕事をするというのが当たり前の日々でした。

この業界はリリース直前や不具合が起こった場合など、激務になることがしばしばあること自体は理解しています。

しかしゴールの見えない異常なハードワークを続けるうちにメンバーは精神を病み、途中で一人は飛びました。

このプロジェクトで起こった問題を以下にまとめます。

  • デスマーチの終わりが決まっていなかった
  • インセンティブが用意されていなかった
  • 激務に耐える社員に対する感謝を感じられなかった
  • 一部の人間だけ家が近いという理由で帰れなかった
  • 強制的な休日出勤に遅刻したらものすごく怒られた
  • リーダーが飛んだ
  • プロジェクトがとん挫した時に末端のエンジニアが責められた

これで給料も安く、残業代もでなければ休日手当もないんですからどうかしていると思います。

なんで辞めないの?」と思われるかもしれませんが、当時の私たちは洗脳されていたとしか言いようがありません。

職を失ってしまうという恐怖と自分が逃げ出したら周りのメンバーに迷惑がかかるという責任感で逃げ出せません出した。

実際に私たちは全然仕事ができないと社長に言われていましたし、実際に仕事ができないのか比較する物差しもありませんでした。
私はできないエンジニアなんだと思い込んでいたことにより視野を狭めていたんだと思います。

結果的に日々の激務から社内のコミュニケーション不足となり、喧嘩や険悪なムードが絶えない職場となっていきました。

そんな日々から私たちを救ったのは結局プロジェクトが頓挫するという結末でした。

このプロジェクトのせいで精神障害聴覚障害を患いました。いまだに聴覚障害は治りません。

なんのために身を削って頑張ったのかというやりきれない思いだけが残り、この会社を辞めようと心に誓いました。

まとめ

  • 恐怖による統治は続かない
  • ゴールや目標設定がないとハードワークは続かない
  • 成功報酬などのインセンティブはしかっりとした形で用意するべき
  • 労働に対する感謝や思いやりは必要
  • 長いハードワークは人間関係までも壊す

この半年は人生でもっとも辛い時期でした。何度も自殺しようかと思いました。

この後、人生の転機を迎えます。

6. 人生の変革期編

この章について

炎上プロジェクトから解放され、また急成長を遂げる話です。

期間

2017/7 〜 2018/1

詳細

私は会社に心底嫌気がさしてしまい、転職活動をはじめることにします。

試しにGreenという転職サイトでアカウントを作成し、今までの経歴を公開したところ多くのスカウトをいただき何社か面談に伺ってみました。

実際面談していただいた方々に、スカウトしていただいた理由を確認すると「若さの割に苦労している」「経験が豊富」「スキルが多彩」のような話をしていただけました。

その後もスカウトはとどまることなく、何社か内定をいただくことができました。

転職サイトのプロフィールを公開しただけで人生の可能性がみるみる広がりました。

今の会社に辞めることを告げました。 その時は社長と役員の方に「炎上プロジェクトの件は半生している。これから会社を改革していくから待ってほしい」と説得されて情のようなもの働いてしまいます。

実際に新しいプロジェクトですでに責任ある立場なのと、外部の会社から評価を頂けたのは社長のお陰という思いもあり、すぐに転職することはやめることにしました。

転職活動をきっかけに自信がついた私はconpassなどで公開されている勉強会に参加してみようと思い立ちます。

m3が開催している「どこでもKotlin」というイベントでイベント後の交流会で参加者のみなさんと交流すると、向上心の強い優秀な人ばかりで驚きました。

イベントに参加することにより得られる情報や刺激と新たなコミュニティが形成されることに強い感動を覚えた私はそこから勉強会に参加することを習慣化させます。

いろいろなイベントに参加しているうちに、私には強みが少ないと感じてQiitaで記事を投稿したり、個人ブログをはじめてみたり、Githubソースコードを公開してみた入りしました。 ずっとやめていたSNSも再開し、優秀な人たちの情報を得て勉強するように意識しました。

若い起業家の方や投資家の人とお話をさせていただくうちに、起業やサラリーマン以外のお金の稼ぎ方に興味がわくようになりました。

この時から本をよく読むようになります。世の中の優秀な起業家や投資家はどのような人生を歩んでいるのか、どのようにして活躍するに至ったのかが気になったのです。

最前線で活躍されている方の話を聞いたり、本を読んでいて行動力が一番大事なのではないかと感じました。

そこで私は友人に声をかけ「Webアプリを世の中に公開してみよう」と提案してみました。

友人たちは快く引き受けてくれ一緒に作成し、そこそこのユーザが利用してくれて新たな感動を得ることができました。

ただWebアプリを作っただけではお金にはならないので次はどのようなサービスならお金が得られるのだろうかと、今度はお金の勉強をはじめます。

マネタイズやキャッシュフローや税金のことなどを学び、お金に関する知識の重要さとお金を稼ぐ方法はたくさんあるということを学びました。

この時に意外だったのが常日頃から使っているお金のことを何も知らなかったということでした。

お金に関連する本を何冊か読んで、普段大事に抱えている紙幣だけがお金ではないということに気づき、試しに仮想通貨を買ってみました。

買ったことにより興味が深まり、仮想通貨の勉強会に参加して新たなコミュニティが形成されたり、11月から1月にかけての暴騰を経験したり、Nemが不正送金される被害者になったりと話題に事欠かない毎日です。

最近は同志とも巡り合い、休日にプロダクト開発に勤しんでいます。

今は学習することがとても楽しいし、休日に将来のために活動していても何も苦ではありません。

むしろ自分たちのサービスが普及した後の世界を考えるだけでなにもかも楽しくなってくるものです。

これからも将来の夢を達成するべく、学習と挑戦を繰り返していきます。

まとめ

  • 自分の力量を知る
  • 行動する
  • 優秀な人が集まるコミュニティに参加する
  • 目に見える成果を残す
  • 継続する

最後に

この記事を書いていて再実感したのですが、人生は行動力がすべてだと感じました。
行動することでどんどん人生は色鮮やかになっていくと確信しました。

とりあえずなんでもやってみるの精神を大切にして生きていこうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。